森林で働く人の体験記
履いていた靴もハイヒールから地下足袋へ。
八木 久未(やぎ くみ) 1972年生まれ 埼玉県川口市出身 結婚を機に主人の実家がある山口県岩国市へ 主人に誘われるがままに森林組合に入社。 |
以前はパソコンを使って経理事務をしていましたが、180度転換して山に入る仕事へ。履いていた靴もハイヒールから地下足袋へ。(笑) まさか自分が山に入る仕事に付くとは思いもせず、諸先輩方に着いて行くのがやっとながら、2年目にして何とか形になって来た所です。 最近では、周りに目が行く余裕が出て、キノコや山菜、昆虫に目を奪われてます。(笑) |
アラフォー世代でもまだまだイケますよ!
田丸 健一 (たまる けんいち) 1968年生まれ。 広島県出身 転職前は千葉県に住み、満員電車で東京砂漠に通勤。 収入は3分の1に減りましたが、それを補う以上に妻の手料理が上達しました。 |
この仕事に就く前は、公務員でした。約20年間デスクワークオンリーです。何を思ったか、40代手前にして、目に見える達成感ある仕事を漠然と探し、たどり着いたのが(採用して貰えたのが)林業でした。 さて、勢い余って、退職・採用して貰ったのはいいのですが、林業にとりわけ興味があった訳でもなく、家族ある身の私には後悔の連続でした。 収入は激減、体力は限界、チェンソー等林業機械の恐怖と戦う毎日でした。 でも、先輩方(ほとんどが年下ですが)の“木こりの心意気”(優しさというのでしょうか?)によって、3年が経過した今も何とか頑張っています。 これから、林業の世界に入りたいと思う人の参考になればと思うのですが、私が就業時、一番不安に思っていた体力(これまで、スポーツとか縁遠い人でした。)については、案外時間が解決してくれるもので、最近では何とか先輩達についていけるようになりました。(技量はまだまだですが・・・) アラフォー世代でもまだまだイケますよ! ただし、どの職場でもそうですが、その職場の人間関係によって個人の能力は左右されます。 その点私はとても恵まれているのかもしれません。 |